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【読書記録95】『映画の間取り』

こんばんは。
土曜日は、趣味に関する本や雑学収集本です。

空間把握能力を鍛えたい

昔から空間や立体の把握が苦手です。中学の美術の授業で、割り箸のような木の棒を組み合わせて家を作る課題がありましたが、それは見事な欠陥住宅が完成しました。社会人になってからも、地図を見るときにはつい回してしまいますし(でも、ナビやスマホも回転してくれるので、同じような人は多いはず!)。オフィスやイベントブースのレイアウトを考えるときも、得意な人に頼ってしまいます。

本日は、『映画の間取り』を紹介します。WOWOWのスマホアプリ「映画の間取り」の内容をもとに書籍化された一冊で、映画に登場する家や部屋の間取りを図で再現しています

「間取り図」は登場人物の動線を教えてくれる

本書では、40の作品に登場する間取りが紹介されており、それらの物件を取り扱う不動産屋が「以前の住人」と間取りを紹介しながら、テンション高く購入を勧めてきます。家の推定価格まで載っているのも面白い!

読んでいるうちに、「間取りが分かると翻訳作業に役立ちそう」と改めて気づきました。「これ」「あそこ」「そっち」などの「こそあど言葉」も、登場人物がどこにいて、どこへ向かっているのか、空間の把握ができていると、スムーズに解釈できそうですし、間取りを把握することで「この距離を一瞬で移動できるの?」といった不自然な訳も回避できそうです。ミステリーでは、時系列と空間の関係がトリックに直結することもありますね。

間取りを理解することは、論理的で自然な訳を作るうえでのカギにもなりそうです。これまでは翻訳作業で地図を調べることはあっても、建物内部の間取りまで意識することはほとんどありませんでした。今後は、出来るだけ、間取りがわかる画像がないか検索したいと思います。空間把握能力に不安があるからこそ!!

Web図書館デビュー

本書は、初めてWeb図書館を利用して読んでみました。リアルの図書館に足を運ばなくてもよく、貸出期間が過ぎたら自動で返却されるのはとても便利ですね。

インターネット環境によっては読み込みが遅くなることがあり、電子書籍アプリに比べるとやや不便に感じる部分もありましたが、それでもオンライン上にて無料で借りられるのは大きな魅力。今後も積極的に活用していきたいと思います。もっと普及して、取り扱い書籍のラインナップがさらに充実してくれますように!

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本書が気になった方は、こちらから購入できます。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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