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【読書記録106】『体がバテない食薬習慣』

こんばんは。
土曜日は、趣味に関する本や雑学収集本です。

バテない体になりたい!

気付けば健康に関する話題に興味が出てくるお年頃になってきました。ちょっとした能力の差よりも、元気に続けられるかが何事においても勝負の分かれ目になる——そんな実感を持つようになったからかもしれません。以前に比べて効果が分かりやすく出るのも、少し切ないけれど、それもまた楽しさのひとつです。

本日は、漢方カウンセラーの著者による『体がバテない食薬習慣』を紹介します。Kindle Unlimitedの読み放題、Audibleの聴き放題タイトルです。

翻訳の内容そのものには直結しないかもしれませんが、「元気に翻訳を続けるにはどうすれば?」という視点で、ヒントをもらえた一冊でした。

ミトコンドリアが喜ぶ生活を

本書では、「体バテ解決のカギはミトコンドリア」だと解説しています。

◆ミトコンドリアを活性化させるための原料となる栄養をとる
◆ミトコンドリアが活性化しやすい環境をつくる
◆ミトコンドリアの働きを邪魔するものが発生しないように対策をとる

ミトコンドリアって、中学校の理科の時間、ノートにキレイに書けたと先生に褒められた、あのミトコンドリア?

この疲労感、免疫力の低下、血行不良による冷えの3つは、体バテの代表的な症状ですが、漢方でいう「気」の働きが下がっていることを意味します。「気」とは、元気の源であり、体を守ったり、動かしたりする力をいいます。そして、これらはすべて体のエネルギーをつくっている「ミトコンドリア」という器官の機能低下が原因になっています。

改めて考えると、私たち人間の身体もミトコンドリアで出来ているんですよね。もともと文系人間、科学的な学びよりイラストが描ける時間のように理科や生物の授業を過ごしていたのかもとちょっと反省しました。

さらに、ミトコンドリアが好む栄養素というのも、日々の食事でしっかり意識できていなかったなと気づかされます。

この「ミトコンドリアに必要な栄養素というのが、タンパク質、鉄、マグネシウム、ビタミンB群などです。体が太っていても、毎日3食とっていても、これらの栄養素を十分にとりいれる食事をしていなければ、体は栄養不足に陥ってしまいます。

そして、エネルギーをつくってくれるだけでなく、ミトコンドリアは体内で炎症を防ぐという重要な役割も担っているそうです。

そして、「ミトコンドリア」はエネルギーをつくると同時に強い酸化力をもつ「活性酸素」もつくりだします。もともと、この活性酸素を除去する働きを体はもっているので、健康体であればそれほど気にする問題ではありません。
しかし、ミトコンドリアの機能が低下している場合には、活性酸素が大量に発生してしまいます。
活性酸素が増えすぎると体内に炎症が起こります。
血管で炎症がおこれば動脈硬化になり、肝臓で起これば肝炎になるというように全身に症状が出て、生活習慣病やアレルギー、がんなどの病気も引き起こしてしまうのです。

そして、撮り過ぎに注意したい食品やアルコール、血行不良なども、ミトコンドリアの働きを弱めてしまう要因になるとのこと。

「細胞が喜ぶ食事」という言葉をよく耳にしますが、これからは「自分の中のミトコンドリアたちが喜ぶ生活」を心がけたいと思います!

一週間ごとに、季節にあわせた「食薬」を

体がバテる理由を解説したあと、本書では実際に食事を使った「食薬」のアプローチが紹介されます。

体の芯から元気になるには、体調を整えることに役立つ食材を選んで食べること、そして、逆効果なものは食べないことが大事です。これを「食薬」と呼び、体がバテている人にぜひとりいれてほしい方法です。「食薬」は食べ物であって薬ではないので即効性はありませんが、積み重ねることで薬に負けないくらいの威力を発揮します。

漢方や腸活、栄養学の視点を取り入れた「食薬」。ほぼ「薬膳」と同じことだそうですが、本書では、薬膳にありがちな「高価で特別な食材」というイメージを払拭し、より身近な食材で実践できる方法として紹介されています。

また、体調は季節によって大きく左右されるもの。本書では「〇月〇週目」という単位で、その時期に気をつけたい体の状態やおすすめの食材がまとめられています。

「一週間のうちにこれを摂る」とゆるい目標設定で進められるのも続けやすそう。「今日のご飯なににしよう?」と悩んだときにもヒントになりそうですね。

ちなみに今、この記事を書きながら、5月のおすすめとして紹介されていたローズヒップティーを早速飲んでいます!

***

本書が気になった方は、こちらから購入できます。
投稿時点では、AmazonではKindle Unlimitedの読み放題タイトルで、Audibleの聴き放題タイトルです。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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