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【読書記録125】『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』

こんばんは。
火曜日は、お金や経営に関する本です。

(のっぴきならない事態発生で3日間投稿をサボってしまいました。ストック投稿作りの重要性も再確認。本日も19時は過ぎてしまいましたがなんとか本日中に投稿します!)

「引き寄せの法則」の超訳本?

本日は、『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』を紹介します。

タイトルの通り、2000万円の借金を背負った著者・コイケさんが「宇宙の法則」をヒントに人生を立て直していくお話が小説仕立てで語られます。「引き寄せの法則」という言葉こそ使われてないものの、「引き寄せの法則の超訳本」といった印象を受けた一冊です。

著者の肩書きは、心理セラピスト・スピリチュアルカウンセラー・マインドコーチ・パワーストーンコーディネーター……と、正直、ちょっと怪しさを感じるかもしれません。私はちょっと思いました(笑)。

ただ、エンタメ作品の翻訳を視野に入れてからは、色んなジャンルや文章に触れようと思って手に取りました。以前紹介した『職業、お金持ち。』も、最初は著者のキラキラ感に気圧されつつも、結局面白く読みましたっけ。

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個人的なおすすめは「もしかして合わないかも?」と思った作品こそ、音声で聴いてみること。本書も掃除をしながらAudibleで聴いていたのですが、内容にも声優さんの声にもだんだん慣れてきて、気づけば笑いながら楽しんでいました。

『〇〇〇』って言ったか? オレにオーダーしたのか?

本書では、願望をかなえるための「3つのオキテ」が紹介されています。

①結果を決めて宇宙にオーダーすること
②ヒントは最初の0.5秒でつかんで必ず実行すること
③口ぐせを、うまくいく口ぐせに変えること

レストランやカフェで注文するように、「~したい」ではなく「~した」と完了形でオーダーし、時期や目的も言語化する。これは他の引き寄せ系の本でもよくある話です。

でも本書の面白さは、「宇宙はドS」という世界観と、実際に擬人化された“宇宙さん”のキャラ!

宇宙には善悪も、解釈もない。びっくりするほどない。
人がつぶやいた口ぐせが、ただひたすら増幅され、現実になるだけ。
その現実を嘆いたところで、宇宙に言わせれば、「は? おまえ自分でそう言ったろ。それをオレは忠実に再現したけど、何か?」というわけだ。

宇宙は「これって、コイケさんはホントのところどう思ってんのかな」「こんな苦しいオーダー、ホントはするはずないよね」なんて解釈を挟んでくれたりはしない。

「ほら、おまえ言ったろ」と、とことん、言葉を忠実に増幅させ、情け容赦なく現実にするという意味で、どこまでもドS。それが宇宙だ。

主人公がなかなかネガティブな口ぐせを手放せない様子には思わず共感しつつ、「あー、私も“引き寄せ”って全然身についてなかったな」とハッとさせられます。

「うーん、やっぱり……移転は無理かなぁ」とつぶやきました。
「おまえ今、『無理』って言ったか? オレにオーダーしたのか?」
(中略)
「なんだ、そんな簡単なことか」
「か、簡単なわけないじゃないですか」
「おまえ今、『簡単じゃない』って言ったか? オレにオーダーしたのか?」

おまえ今、『〇〇〇』って言ったか? オレにオーダーしたのか?
——これ、今後しょっちゅう心の中で“宇宙さん”に言っていただこうと思います(笑)

“宇宙パイプ”をキレイに

人間の意識と宇宙との間にはつながりがあり(あ! こことか怪しさ強めですね。でももう少しだけガマンして読んでいただきたい!)、願いを宇宙にオーダーするのにはそのつながりである“宇宙パイプ”がキレイであることが重要と解説されています。

長い年月にわたって自分に対してネガティブな言葉を発しつづけると、願いをオーダーするのに必要な宇宙パイプに、ネガティブなエネルギーが流れ込んでボロボロになる。
(中略)
ドロドロになったパイプでも、生きている限りは完全に詰まってしまうわけではない。針の穴ほどは宇宙とつながっている。それが生きているってことだからだ。
だから、オーダーも通りはするが、願いが宇宙に届くまで時間がかかるし、数も多くは届かない。
さらに、詰まってしまった宇宙パイプは、ヒントが通りづらい。

せっかく結果を決めてオーダーしても、オーダーをかなえるためのヒントを受け取りづらいってことだ。
で、「せっかくオーダーしたのに、ヒントが来なかった」とあきらめる。人間ってのは本当にあきらめ好きの、言い訳好きのドMだからな。

確かに、ネガティブが強まってくると、頭も体も固くなってしまいがち。のびのびと未来に目を向けたり、柔軟にヒントやアドバイスを取り入れるのは難しくなりそうです。

本書では、「ありがとうを1日500回言え!」と推奨しています(“宇宙さん”は指示もドS)。500個の異なる感謝の対象を考えるのではなく、ただ単に「ありがとう」と500回言うだけなので、意外と取り組みやすそうですね。

ラストでは、見事2000万円の借金を返済したコイケさん。借金返済や資産形成はもちろん、多岐にわたる目標設定において、分かりやすく、そして楽しく学べた一冊でした。

***

本書が気になった方は、こちらから購入できます。

投稿時点では、AmazonではKindle Unlimitedの読み放題タイトルです。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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