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【読書記録96】『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』

こんばんは。
日曜日はビジネス書や自己啓発本の日です。

テック界の「こんまり」

SNSや配信コンテンツ、すっかりスマホやデジタルデバイスを通じてのデジタル情報に費やす時間が増えましたね。便利だけど、ちょっと時間を奪われすぎではと心配になっている人も多いのではないでしょうか。

本日は『デジタル・ミニマリスト』を紹介します。

テック界のこんまり」とも言われてる著者による「デジタル片づけのすすめ」が書かれた一冊です。

デジタルでも「ときめくものだけを残す」

本書の冒頭では、デジタル・ミニマリストが大事にする「デジタルミニマニズム」とは何かが定義され、その三原則が紹介されています。

デジタル・ミニマリズム
自分が重きを置いていることがらにプラスになるか否かを基準に厳選した一握りのツールの最適化を図り、オンラインで費やす時間をそれだけに集中して、ほかのものは惜しまず手放すようなテクノロジー利用の哲学。

デジタル・ミニマリズムの三原則

原則1:あればあるほどコストがかかる

デジタル・ミニマリストは、あまりにも多くのデバイスやアプリ、サービスで自分の時間や注意が埋め尽くされた状態は、一つひとつがもたらす小さなメリットの総和を帳消しにしかねないデメリットを生むことを知っている。

原則2:最適化が成功のカギである
デジタル・ミニマリストは、特定のテクノロジーが自分の大事な目標を後押しするか否かを見きわめることは、初めの一歩にすぎないことを知っている。潜在的なメリットを最大限に引き出すには、そのテクノロジーをどのように利用するかを慎重に判断しなくてはならない。

原則3:自覚的であることが充実感につながる
デジタル・ミニマリストは、新しいテクノロジーとの関わり方に自覚的であろうとする基本的な心構えから大きな喜びを得る。この喜びの源は、ミニマリストがなす個別の判断から独立しており、またミニマリズムがその実践者にとってきわめて大きな意味を持つことが多い最大の理由の一つである。

デジタル片づけのプロセスと、テクノロジー選考基準も。少しずつやるのは効果も低く挫折しやすいから一気にやる、小さな便利にとらわれず自分が大事にしたいことを軸に考えるというのも、「ときめくものだけを残す片づけ祭を開催する」という、こんまりメソッドと共通していました。

デジタル片付けのプロセス
 三〇日のリセット期間を定め、かならずしも必要でないテクノロジーの利用を休止する。
 この三〇日間に、楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする。
 休止期間が終わったら、まっさらな状態の生活に、休止していたテクノロジーを再導入する。その一つひとつについて、自分の生活にどのようなメリットがある

ミニマリストのテクノロジー選考基準
以下の条件を満たしたテクノロジーだけをリセット期間明けに再導入する。

 大事なことがらを後押しする(何らかのメリットがある程度では不充分)。
 大事なことがらを支援する最善の方法である(最善でないなら、代わりに別の方法を考える)。

 いつ、どのようにテクノロジーを利用するかを具体的に定めた標準運用規定に沿った形で生活に貢献できる。

デジタル・ミニマリストは健康にもなれる?

そして、『まんがでわかる 最高の体調』での「多すぎる・少なすぎる・新しすぎるものを減らす」ことにつながるとも気づきました。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

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