こんばんは。
火曜日は、お金や経営に関する本です。
ひとりビジネスとフリーランスの違い
「ひとりビジネスとフリーランスは、何が違うのですか?」
という質問を、ときどき受けます。
一般的にフリーランスは相手に合わせることが多い、いわゆる受注型。一方、「ひとりビジネス」は、もっと主体的な提案型。自分から商品やサービスを売っていきます。
どちらも個人事業主ですが、マインドが大きく違うのです。
本日は、『ひとりビジネスの教科書 Premium 自宅起業でお金と自由を手に入れて成功する方法』を紹介します。
クライアント側で仕様が決まった案件を受注するは、スケジュール・価格・進め方など、どうしてもクライアント都合に左右されやすいもの。私自身も受注型でない収入源も作りたいなと思い手に取りました。
具体的な手法(サイトづくり、メルマガやSNSでの発信など)とともに、「自分主体・自分発信」というビジネスマインドの重要性に気づかせてくれる一冊でした。
「キャッシュポイントを増やす」という考え方
本書では、たとえば「一般事務から医療事務へのキャリアアップ」のような「マルチキャリア・シングルインカム」ではなく、これまでの経験を活かして収入源を増やす「シングルキャリア・マルチインカム」の考え方を推奨しています。
たとえば、一般事務の仕事をしながら、資料整理のノウハウ提供やデータ収集のコツをビジネス化し、それぞれからキャッシュを得るというスタイルです。
翻訳者の場合も、翻訳業に加えて翻訳講師や大学講師、執筆など、複数のキャッシュポイントを作っている方もいますね。
マルチインカムによって増えたお金の先に自由があるとの説明は、以前投稿した『職業、お金持ち。』で紹介されていた「安心して暮らすために、七つの収入源を持つ」という“セブンポケッツ”の考え方とも通じる部分がありますね。

さらに本書では、キャッシュポイントや商品を生み出す方法として「組み合わせ」と「分割」という視点も提示しています。
組み合わせ:自分のスキルや経験を、他の分野やニーズと掛け合わせてサービス化できないか?
分割:自分では一連の作業だと思っていることを、分解して個別に提供できないか?
この考え方は、改めて自分のスキル棚卸しをするきっかけになりそうです。
(早速ひとつ思いついた! これはワクワクです。)
北極星は、ミッションとビジョン
具体的な商品・サービスの作り方が多く紹介されている本書ですが、最後に「ひとりビジネス」を成功へ導くカギは、「ミッション+ビジョン」だと解説しています。
まず「ミッション」とは、「使命」のこと。使命とは、命の使い方。「残された自分の生命エネルギーを、どこに使うのか?」を決めることです。自分のミッションに気づいたとき、人は命のエネルギーをどんどん活性化させることができます。
次に、「ビジョン」。ビジョンとは、「志」のこと。志とは、自分と自分以外の命の輝きのためになしとげたい目標。あなたの「理想とする世界」、または、あなたの「ゴールイメージ」です。
「ひとりビジネス」のミッションとビジョンは、夜空の北極星(ポラリス)のようなもの。「どんなときも、それを見れば方角がわかる」というように、しっかりとした「ブレない軸」になるものです。
ミッションとビジョンがクリアにならないと、あちこち迷走するばかりで、ビジネスがうまくいきません。
一瞬「そんな大げさな…」と思ってしまったのですが、確かに長く続いているビジネスや活動の裏には、意識的であれ無意識的であれ、ミッションやビジョンがあるように感じます。
私自身、まだミッションとビジョンは曖昧で、照れも正直あります。そんななか励まされた部分を引用して、本日はここまで。
ミッションとビジョンは、絶対のものではないのです。一度書いたものを、見直してブラッシュアップしてOKなのです。ふとした気づきや直感をもとに、どんどん修正していきましょう。(中略)
大事なのは、未完成でもいいから、まず発信すること。迷う必要はありません。
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