こんばんは。
月曜日は、英語や日本語に関する本です。
英検1級対策で使った一冊
英検の合格発表がありましたね。合格された皆さん、おめでとうございます!
本日は、私が受験時代に使った一冊『英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現』を紹介します。その名の通り、経済・政治・社会に関するさまざまなトピックが取り上げられ、それぞれの論点について「YES(賛成側の主張)」と「NO(反対側の主張)」が日英併記で紹介されています。
討論表現集から自分の議論を作る方法
以前に、「英検1級二次試験(面接)準備」の記事を投稿しました。
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事前に「オピニオンピース」を用意しておいて、面接のお題に対して「オピニオンピース」をあてはめてスピーチを作る練習をおススメしています。
そして、実際に「オピニオンピース」作る際には、過去投稿で紹介した『英検1級 面接大特訓』に加え、本書もトピック出しや英語表現の参考に活用させていただいたのでした。
英語表現を流用する際には、「そのまま使わない」ことがポイントのひとつ。難しい表現や自分のスピーキングボキャブラリーにない単語を無理に使うのではなく、自分が言いやすい表現に置き換えてスピーチを作成し、その後読み練習や暗記(メモライズ)に取り組むと効果的だと思います。
本書は、表現をできるだけ詰め込みたかったからか、「YES(賛成側の主張)」と「NO(反対側の主張)」との意見同士をどう戦わせるかにまではあまり踏み込めていない印象です。自分の意見だけを作成するとQAが不十分になるため、反対意見に対して反論し、自分の意見を再度主張するスピーチも用意しておきたいところです。
オススメは前回も述べた「前提条件を提示しての整理」。例えば、「その質問(ご指摘)は、短期的には確かにそうですが、今回の自分のスピーチは長期的な視点で話しているので、先ほどの2つの理由から、やはりYesになります」といったように、お互いの前提条件を整理した上で再度自分の主張を伝える方法です。資料を持ち寄っての会議ではないので、英検の面接ではこの回答ができればバッチリです!
英検合格後も、討論は身近な存在
改めて目を通してみると、英検に合格した後でも本書は何かと使えそうです。英日翻訳を行う際、実際に討論している場面だけでなく、一人のセリフでも討論相手を意識したスピーチが多いため、翻訳に活用できます。また、日英翻訳の場合は、討論で勝つための強い表現を学ぶ参考にもなりそうです。
トランプさんが再び大統領に就任して以来、まるでコインを裏返すようなダイナミックな政策転換が行われています。そんな今、改めて英語での討論に意識を向けてもいいかもしれませんね。
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