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【読書記録92】『社会保障のトリセツ -医療・年金・介護・労災・失業・障がい・子育て・生活保護 困ったときに役所の窓口に持っていく本』

こんばんは。
火曜日はお金や経営に関する本の日です。

優秀だけど難しい、日本の社会保障

日本の社会保障は、諸外国に比べて手厚く優れた仕組みだと言われています。そのため、実は民間保険に多額の費用をかける必要はなく、必要最小限の加入にとどめることが資産形成のポイントになるともよく言われますね。

しかし、社会保障は制度が複雑で、いざ必要になったときに「何がどのように補償されるのか」が分かりにくいのが難点です。特に通訳者や翻訳者のように、会社員からフリーランスへ転向した場合、適用される制度が大きく変わるため、さらに理解が難しくなります。

本日は、『社会保障のトリセツ -医療・年金・介護・労災・失業・障がい・子育て・生活保護 困ったときに役所の窓口に持っていく本』を紹介します。社会保障の仕組みを整理し、「自分の場合はどうなるのか?」を図解で分かりやすく説明してくれる点が魅力です。

「分からない人が、何が分からないのかを説明する」と情報が錯綜しがちですよね(IT関連のエラーも同様で、問題が発生したらまずスクリーンショットを取るのが鉄則!)。そんな混乱を避けるためにも、まさに「困ったときに役所の窓口に持っていく本」として活躍しそうな一冊です。

フローチャートでわかる「いま自分が貰えるお金情報」

本書の最大の特徴は、冒頭にある「お悩み別フローチャート」です。

たとえば「1 病気・ケガをした」では、「サラリーマン・公務員だ」「サラリーマン・公務員ではない」など、自分の立場に応じていくつかの分岐があり、最終的に受けられる補償と該当ページが示されます。

 「サラリーマン・公務員」
→「仕事や通勤が原因の病気・ケガ」
→「治療を受けたい」
→「労災保険 病院などで治療を受ける・入院する 90ページ」

該当するページでは、給付の内容、条件、期間などが、イラストや具体的な金額とともに詳しく解説されています。「入院時の食事は無料」は知らなかった!

基本フローを知っていると、改正や地域差への対応力もアップ

社会保障制度には、法改正による変更や市町村ごとの違いがあります。しかし、基本的な流れを理解しているかどうかで、こうした変化への対応力には大きな差が生まれます。

いざという時にスムーズに動けるように、そして「実は補償されるはずのケース」を見逃さないためにも、本書を手に取って、まずはフローチャートのページを眺めてみるのがおすすめです。

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本書が気になった方は、こちらから購入できます。

(※本書は改訂版も出ているので、これから購入する場合は最新版を選ぶとよさそうです。)

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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