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【読書記録82】『ちびまる子ちゃん(1)』

こんばんは。
水曜日は、小説、エッセイ、漫画本です。

やってみたかった、漫画の全巻大人買い!

本日は『ちびまる子ちゃん』の第1巻です。先月Kindle本が1冊77円のセールになっていて、やってみたかった「漫画の全巻大人買い」で購入しました。全18巻でも1,400円を切るお得さ! 本来の全巻大人買いの金額ではありませんが、心躍る買い物でした。これは今後もセール情報をチェックせねば。

言わずと知れた長寿アニメの原作。今回購入してみて、自分が原作の漫画を読んだことがほぼなかったと気が付きました。もうすぐ発売から40年経とうとしている第1巻は、作者さくらももこ先生の記念すべき初単行本。「22歳で出した最初の一冊からこの面白さか」と舌を巻きながら読んでいます。

原作の情報量の豊かさを再発見

読んでいてまず感じたのが「今の漫画だと、ここまで字数を入れないのかもしれない」ということでした。初めて読む作品でこの文字の入り具合だと、私ならちょっと面食らってしまいそうです。一見簡単そうなイラストも、大人になってから見ると細かい情報が沢山なことが分かります。

ですが、そこは国民的アニメにもなった「ちびまる子ちゃん」。ベースの知識があるからか億劫になることなる大笑いしながら読み進めることができます。

そして、読み進めているうちに、その情報量の多さがクセになってしまうアニメだけを楽しんでいた私のような方がいたら改めて原作もおススメしたいです。

長く愛される、言葉のリズム

さくらももこさんと言えば漫画ではないエッセイも有名です。そして、『ちびまる子ちゃん』はエッセイ漫画。第1巻を読んでみて改めて思ったのがセリフのリズムの良さと、長持ちする言葉選びでした。

「~だヨ」など、カタカナの使い方にはいわゆる「昭和感」もあるのですが、ワードチョイスに関していえば今でもしっかり伝わるのではないかと思います。

外国語から日本語への翻訳では「流行り言葉を(あまり)使わない」「長持ちする日本語を使う」とよく言われます。いわゆる流行り言葉は短命になりがち。私が大御所翻訳者さんに聞いた理由は、翻訳されたばかりの頃はともかく、年月が経ってからその翻訳を読んだときに不必要な時代感が発生してしまったり、そもそも意図した意味が伝わらなかったりするためだそうです。

ただし、どこまでが流行り言葉なのかや、どんな言葉なら長持ちして幅広い層に理解してもらえるかは日々判断に迷うことも。年月が経った作品と接することで、今でも通用する表現を無意識のうちにもストックできるのは嬉しいなと改めて気づけました。

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残りの巻もじっくり味わって読んでいこうと思います!

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本書が気になった方は、こちらから購入できます。
投稿時点では、Amazonでは1巻はKindle Unlimitedの読み放題タイトルです。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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