こんばんは。
木曜日は、IT、ツールに関する本またはオススメツールや設定のシリーズです。
聴きたい発音を、動画でピンポイントに
単語学習でも単語習得でも、発音やイントネーションを軽視してしまうと、リスニングやスピーキングでは致命的。さらに、リーディングやライティングでも、リズム感のないコミュニケーションになってしまいます。
私の学生時代、発音練習といえばCDが中心でした（「単語帳のCDもサボらずに聴け」と言ってくれた高校の英語の先生には、今でも感謝しています！）。
でも今は動画の時代。発音習得にも、動画を上手に取り入れていきたいですね。
そこで本日は、「YouGlish」を紹介します。
知りたい単語を検索すると、その単語が使われているYouTubeの動画を検索し、まさにその単語が発音される直前から再生してくれるサイトです。
アプリ版もありますが、本日はブラウザ版の画面で紹介します。ブラウザ版を一度使えば、アプリ版も直感的に操作できるはず。どちらもユーザー登録なしで基本機能が使えます。
無料版では１日に20検索までという制限がありますが、「語学学習のちょい足し」にはまず無料版で十分かなという印象です。通訳者さんは有料版をガッツリ使うのかな？
＜ブラウザ版＞https://youglish.com
＜アプリ版＞
YouGlishの使い方
基本の使い方はとても簡単で、検索ウィンドウに発音を知りたい単語を入力し、「Say it!」を押すだけです。
先日担当した案件にあった「血圧計 sphygmomanometer」。出てきたとき、「これはYouGlishで調べるべき単語だ！ ブログのネタにしよう！」とうれしくなりました(笑)。
検索は1単語だけでなく、熟語やフレーズにも対応しています。
検索した単語の少し前のチャンクから再生してくれるのが助かります。「この動画の中にあるよ」だけだと、12分の動画を最初から観る気にはならないですもんね。「５秒前」ボタン「リプレイ」ボタンで何度も繰り返し聴けるのも便利。
（左が「５秒前」ボタン、右が「リプレイ」ボタン）
「ネクスト」ボタンでは、同じ単語が使われている別の動画に進むことができます。「無料版では１日に20検索まで」という制限があるものの、これは「Say it!」を押す回数で、「ネクスト」ボタンは無制限で押せるようです。
音声に合わせてスクリプトも表示されるので、スクリプトを見ながら声を重ねて発音する「オーバーラッピング」の練習にも活用できます。
検索窓の下には「US」や「UK」などの地域設定があり、地域を限定して検索も可能。「イギリス英語で聴きたい」などといったときに便利です。
さらに、「Speed」で再生速度を調整できるのも、聴き取りや発音の訓練に便利です。
「Tap and Read the Text」からは、自分の発音をAIに判定してもらうこともできます。
（ちなみに、私の「sphygmomanometer」の発音はダメダメでした(^^;)）
日本語も手話も、21言語に対応
YouGlishという名前ですが、英語以外の言語にも多く対応しています。
アラビア語、中国語、オランダ語、英語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語、手話
ブラウザ版では「Youglish Japanese」などのキーワードで検索すれば、使用したい言語のページがヒットしますし、一度英語版のページに入って「for English」をクリックしても言語を変更できます。
この言語の切り替えに気づいてから、「日本語版も、愛用すると便利なのでは？」と思っているところです。
不慣れな分野の専門用語は、イントネーションを間違えると日本語話者同士でも伝わらないことも。そんな事態を避けるためにもYouglishで発音やイントネーションを確認していると安心ですし、参考動画を見つけるきっかけにもなりそう。
母語でも外国語でも、言語スキルアップの最強の助っ人になってくれそう。これからもっと愛用していこうと思います♪
コメント