こんばんは。
日曜日は、ビジネス書の紹介です。
もっと集中したい!
「なかなか集中できない」状態は、一定時間は個人作業をおこなう翻訳者にとっては悩みの種。かといって「ゾーンに入るまで着手しない」は納期というアイツをいたずらにどんどん近づけるだけ。作業中、集中力の一番低い状態を底上げする工夫をとりたいところです。
本日は『仕事がはかどる集中力超強化術』を紹介します。Kindle Unlimitedの読み放題タイトルで、Audibleの聴き放題タイトルです(執筆時点)。
集中力アップのためにも「選択と集中」
本書の冒頭では、具体的な集中力アップのコツの前に、まず集中すべきタスクの選択が重要と解説しています。
実は、やみくもにがんばったり、努力をしたりしても、集中力は身につきません。集中力を発揮するには、努力することよりも大事なことがあるのです。
それは、集中するものを決めて、他を切り捨てること。 そもそも、「今、何に集中しなければいけないのか」が理解できていないと、集中することができないのは当たり前のことです。しかし、意外に、集中しなければいけないこと以外のものも、集中する対象になってしまっている場合があるのです。
集中力を高めると言う意味でも「選択と集中」は有効なんだと改めて気づかされました。
そしてタスク管理のためのTo Doリストの活用を推奨していますが、私のように「ついついTo Doリストを作ること自体が楽しくなってしまう」「To Doリストにタスクをたくさん書きすぎて、たまにかえって何から手をつければいいのかわからなくなる」手帳好きな語学系の方、いらっしゃるのではないでしょうか?
改めて、本書でオススメされているTo Doリストの活用方法です。
To Doリストを作るときは、まず、その日にやるべきことをメモ用紙に全部書き出して、その一つ一つを、優先順位の高いものから順に並び替えます。そしてそれぞれの作業に必要な時間を見積もって、一日の作業スケジュールに落とし込むのですが、ポイントは、優先順位の高い作業のなかでもとくに集中力を必要とするものは、午前中のうちにやることです。それは、午前中のほうが脳が疲れていないので、集中力を発揮しやすいからです。 こうして作ったTo Doリストは、作業をしている間、目につくところに貼っておいて、一つの作業が終わるたびに、赤いペンやマーカーで線を引いて消していきます。こうすることで、作業が一つずつ片づいていっていることが実感でき、達成感を味わうことができるのです。
私の場合、優先順位のフラグをつけるのと、リストからスケジュールへの落とし込みが甘かったので、強化しようと思います!
「バットマンへのスイッチ」を作る
続けて本書では、「より高い集中力を発揮するためには、メンタル(精神面)をコントロールすることが重要」と解説し、メンタルをコントロールしつつの集中力アップのコツがたくさん紹介されています。
そのうち「これいいな!」と思ったのが、まず「集中スイッチ」を作ること。
集中スイッチは、「自分はこれから集中するぞ」ということを脳に教える合図です。そのため、集中する気持ちを高めることができるならどんな動作でも構いません。大事なのは、一度決めた動作を変えないことです。集中したいときに毎回同じ動作を繰り返すことで、この動作が集中力を上げるときの合図であることを脳に覚え込ませるのです。
具体的にどうすれば脳に合図を覚え込ませることができるのでしょうか。 それは、スイッチとなる動作をしながら、過去にもっとも集中力を発揮できた場面を思い起こすというやり方です。それを毎回繰り返すと、脳はその動作が集中する合図であると認識できるようなのです。
テレビでスポーツ選手が儀式のようにやっている姿を見たことありますね。外でもできるようにするには、道具がいらない動作の方がいいかも。
また、「『自分だけのスイッチの言葉』を口にする」のも効果的だとか。好きな小説や映画のセリフなんかも素敵ですね!
そして、ぜひ取り入れたいなと思ったのが「バットマン効果」。
自分が好きなキャラクターになったと思い込むこと。たとえば、自分が好きなヒーローになって、仕事をバリバリこなしているところをイメージすれば、仕事のことを考えながらでもモチベーションを上げることができます。 これは子どもの集中力を上げるために考案された「バットマン効果」という方法ですが、大人にも効果があるでしょう。
さあ、ビジネス書を読んだときにやりがちな「私的カスタマイズ」を本日も!
自分にとってのバットマンにあたる人物像をイメージして、
「スイッチ行動・スイッチフレーズ」でその人物になりきり、
集中してタスクをクリアする!
「じゃあ、こんな感じかな?」というのを思いついたのでしばらく試してみようと思います。
皆さまにとってのバットマンとは? 良かったら教えてください♪
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