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『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』ジョージ・S・クレイソン (著), 坂野旭 (イラスト), 大橋弘祐 (その他)

こんばんは。
火曜日は、お金や経営に関する本です。

「大富豪に、おれはなる!」本

先週に引き続き、お金に関する漫画本を紹介します。「2020年日本でいちばん売れたお金の本」で、Kindle Unlimited読み放題の対象です。

主人公は、借金まみれで家族とも別れた考古学者である拓也。友人から古代バビロニア文字が刻まれた粘土板の解読を頼まれます。その粘土板には、もう一人の主人公である貧乏な武器屋の息子、バンシルの物語が書かれていました。大富豪アルカドに黄金の法則を学び、バンシルは家族を幸せにするために資産を増やす旅に出るが……、というのがあらすじ。

絶対絶命のピンチや、絶望的な事件にハラハラドキドキしながら、資産形成の黄金法則を学べます。某海賊王を目指す漫画が好きならハマるのではないかと!

「黄金に愛される七つ道具」と「五つの黄金法則」

本書では、「黄金に愛される七つ道具」と「五つの黄金法則」が提示されています。

まずは、黄金に愛される七つ道具。

①収入の十分の一を貯金せよ
②欲望に優先順位をつけよ
③貯えた金に働かせよ
④危険や天敵から金を堅守せよ
⑤より良きところに住め
⑥今日から未来の生活に備えよ
⑦自分こそを最大の資本にせよ

本書を読んで①と②を徹底してから、「自分がお金をかけたい大事にしていること」が前よりも明確になりました。予算立ては、大人になってからの自己分析の機会でもあるのですね。

③も、DC、iDeCo、新NISAで保有している資産の値動きは毎朝チェック(家計簿アプリはマネーフォワードを愛用しています)。インデックス投資をやるようになってから、お金も人生も全体的に見れば右肩上がりになっていればいいかと、少々の落ち込みに強くなった気もします。

続いて、五つの黄金法則。

①家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう

②黄金に捧げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう

③黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう

④自分が理解していない商い、あるいは、黄金の棒塀に秀でた者が否定する商いに投資をしてしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう

⑤非現実的な利益を出そうとしたり謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう

翻訳者だと④が注意かもしれませんね。「翻訳がしたい」ものの、翻訳は「自分が理解していない商い」のままになっていないだろうか。「商いとしての翻訳」の情報はなかなか出回っていなかったり、極端な話が誇張されて伝わっていたり。私も、これからもっと勉強しなくてはと思っています!

(ここで、「商いでない翻訳」の思い出を一つ。学生時代、ある同級生のお母様が、ハリーポッターの翻訳が待てないからと自分で訳出タイプしながら原書を読まれていました!これもまた、豊かな生き方だなと思っています。)

「黄金に愛される七つ道具」と「五つの黄金法則」を前に、「でもさ……」と行動をためらってしまう方。そんな方こそ、本書にて拓也やバンシルから勇気をもらってみてはいかがでしょうか。

仕事とお金と感謝

本書では沢山のお金を得てもなお、働きつづける人物がいます。その人物の言葉を胸に、一文一文を大事に訳していきたいなと思います。
さらにもっと、翻訳業を通じてお金と感謝がめぐる世界になりますように!

例えば刃物を一つ研ぐのでもこれでなにを切るのか…料理に使うのか戦いに使うのか…そういうことを想像しながらやっていく
するとどういうわけか武器は少しずつ売れ始める

なぜか分かるか?
そういう思いで作られたもの、こなされた作業は、お客さんにとってとても質のいいものになる
お客さんは、そのことに対する「対価」を「お金」というものに形を変えて支払っているだけなんだ

だから人に感謝されるように今、懸命に仕事をする
そのことが一番大事で…それさえ続けていれば必ず…光が指す
その光はお金だけじゃなく心も満たす
だから金持ちになった者も仕事を続けるんだ

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