こんばんは。
火曜日は、お金や経営に関する本です。
色んなライフプランに合わせてマネープランを設計するために
働き方や生き方も多様化が進んでいますね。そんな中でお金に関する本に対しても、いまいち自分のケースに合っていないと思うと一気に読む気がそがれてしまいます。
さらに働き方や生き方は、必ずしも自分で事前決めた通りにならないことも。ポジティブにもネガティブにも「こうなったか!」と思う出来事もたくさん。
本日は『改訂新版 節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けない お金の超基本』を紹介します。Kindle Unlimitedの読み放題タイトルです(投稿時点)。
会社員やフリーランスどちらにも対応し、怪我や病気で仕事ができなくなった時など、目を背けがちなライフイベントに対してもいざという時の対応がまとめられています。
ノートや辞書のようにも
本書では、例えば「あなたの残りの生涯賃金はどのくらい?」「支出バランスを書いてみよう」など自分で計算するページや、「あなたは貯蓄できるタイプ? 当てはまる項目をチェックしてみましょう」とチェックマークを入れて自分の傾向を把握する書き込みページもあります。自分ごとに引き寄せて内容を考えやすくなる構成です。
そして、いろんなライフプランやライフイベントに合わせての情報が網羅されているので、すべてを頭に入れるというよりは、ざっと通読した後は必要に応じて辞書のように引く使い方が合っていそうな一冊です。
各項目は2~4ページと手軽に読めるボリュームに、オールカラーでイラストが多めなのも読むハードルが下がりますし、目次や索引が細かめなのも、後から必要な箇所を探しやすくて嬉しいポイントです。
ノートや辞書のように使えるお金の基本書籍、というと翻訳者は手にとりたくなるかも?
「不確実性」をはらむ今だからこそ「お金の超基本」を
本書で一番印象的だったのが「はじめに」での監修者による「不確実性」の話でした。
もう一つ大事なのは、経済には「不確実性」がつきまとうということです。消費者も企業も不確実性のもとで意思決定を日々繰り返さなければなりません。不確実性のもとでの意思決定はリスクが伴います。リスクへの対処の仕方について学ぶことも「お金の基本」だと、今、改訂新版を監修するにあたり痛感しています。
リスクの散らばる怖い社会、だけど楽しい未来社会で高い授業料を払わなくて済むよう、「お金で自立」を目指して、本書を役立てていただければ監修者として嬉しく思います。
「不確実性」がつきまとうことをまず知っておかなければならない。そして、不確実性のもとで意思決定を行う前に、まずは基本をおさえてから意思決定の場に臨むことが重要そうです。その際、手元においておきたいお守りのような基本の一冊でした。
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本書が気になった方は、こちらから購入できます。
投稿時点では、AmazonではKindle Unlimitedの読み放題タイトルです。
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