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【PCテク11】Wordに読みやすさを評価してもらう方法

こんばんは。
木曜日は、IT、ツールに関する本またはオススメツールや設定のシリーズです。

Wordの「スペルチェックと文章校正」は翻訳者の必須機能

以前の投稿で、Wordのスペルチェック機能を使って「常用漢字かどうかをチェックする方法」について紹介しました。

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この他にもWordの「スペルチェックと文章校正」は賢い機能がたくさん。スペルチェックさえあればバッチリとは言えないものの、スペルチェックで拾えるレベルのミスは依頼元にとっては信用ガタ落ちの凡ミスであることは間違いなさそうです。

私は新人の頃に「息をするようにスペルチェックをしろ」「訳文以外にも、報告書や重要なメールはスペルチェックをかけろ」とたたきこまれました。当時は怖かったけど、今となっては先輩に感謝しています。ええ、本当に!

さて、本日は「スペルチェック機能を使って、Wordに読みやすさを評価してもらう方法」を紹介します。

今週も10秒で終わります! 設定手順

さて、今週も設定自体は一瞬です。

Wordの[ファイル]→[オプション]→[文章校正]で、
「文書の読みやすさを評価する」にチェックを入れて[OK]

あとは、いつも通りにスペルチェックをかけます。

Wordの[校閲]→[スペルチェックと文章校正]

すると最後に「読みやすさの評価」ウィンドウが表示されます。「平均文長」と「文字種」の割合に注目して読みやすさをチェックします。

(今回は、ある日の日経新聞「春秋」をチェックしました。日経新聞は、楽天証券ユーザーはWeb上にて無料で読めるのでたまにタイプの写経をしています。結構勉強になります!)

読みやすさのための「漢字・ひらがな・カタカナの黄金比」

「読みやすさの評価」ウィンドウが表示されても、「平均文長」は「適正値25~45字」とあるから分かりやすいですが、文字種のバランスの良し悪しについても基準を知りたいところですね。

一般的に、漢字・ひらがな・カタカナの割合が「2:7:1」だと、読みやすい文章の黄金比とされています。具体的には、漢字は20~30%、カタカナは0~10%程度が目安です。

ただし、文書の種類によって適切なバランスは変わります。法律系の文書は漢字が多めになり、ITや化学系の文書ではカタカナの割合が増えがちです。上の「春秋」は漢字の割合が42%ですね。

そこでオススメは、参考にしたい過去の文書をWordに貼り付けて文字種の割合をチェックし、自分の文章と比較する方法です。

もちろん、文字種の割合にこだわりすぎるのは非効率ですが、参考文書を分析するときに、肌感覚だけでなくツールを活用できるのは便利だなと思っています。

ぜひ試してみてください♪

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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