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【読書記録137】『たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』

こんばんは。
日曜日はビジネス書や自己啓発本の日です。

1分は、意外と結構キレイになる

「片づけはまとまった時間をかけてするもの」と思ってはいませんか? 片づけは短くて1分ほど。長くても、15分から30分でしましょう。片づけは短い時間で行うのが基本です。

本日は、『たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』のレビューです。

「いやいや、さすがに1分じゃ何もできないでしょ」と思ってしまうのですが、物は試しに1分タイマーをセットしてデスクを片づけてみたら…確かにスッキリ! 調子に乗ってさらに15分続けてみると、「え、これって1時間やった結果では?」と思うくらい、「これだけでもかなり違う!」という実感が得られました。

「片づけしなきゃ……」「片づけできない……」と思っているその時間があるなら、とりあえず1分だけ手を動かしてみる。すると、片づけに対する後ろめたさがスッと消えて、生活全体が前向きに。そんな前向きなヒントがギュッと詰まった一冊でした。

「使える/使えない」でなく、「使う/使わない」で捨てる

著者によると、片づけのポイントは3つ。

1.ゴール(目標)をはっきり決めて、その姿を明確に思い浮かべる

理想の部屋の写真を見つけて、目のつく場所に貼っておくのがいいとか。翻訳者だと、デスク周りを写真や映像で公開してくれる人も増えてきたので真似もしやすくなりましたね。

2.1日15分で1箇所だけ片づける

「1分じゃなかったんかい!」とツッコミたくなりますが(笑)、大事なのは“短時間でやる”こと。もし15分でもハードルが高く感じたら、私みたいにまずは1分だけ試してみるのがおすすめです。やってみると、「あれ、案外できる!」と実感できて、次は自然と15分やりたくなります。

あと、個人的なオススメは、何かを聴きながらの15分。私の場合は、ポッドキャストでよく聴くニュース番組が10分くらいなので「ながら聴き」兼「ながら片づけ」が最近のお気に入りです。

3.片づけの基本4ステップは、「出す→分ける→減らす→しまう」
  ①まず、すべて外に出す
  ②「いるモノ」と「いらないモノ」を分ける
  ③捨てる? あげる? 売る? いらないモノをとにかく減らす
  ④はじめは場所を考えず、もとの場所にしまう

「まず、すべて外に出す」で早くもハードルが高く感じますが、ここはポイント2の「1日15分で1箇所だけ片づける」を思い出して、たとえば「本棚の1段目だけ」とか、ハードルをグッと下げることで取り組みやすくなります。

そして、「減らす」際の基準は、「使える/使えない」でなく「使う/使わない」にすること

「使う/使わない」という基準は、「使える/使えない」よりも多くのモノを捨てることができ、片づけが前進していきます。
 判断する基準は曖昧なものではなく、期日や期限、使い道が決まっている」などの明確な「捨てる基準」で、片づけに取り組みましょう。

いまやインターネット上で入手できる情報も多いので、なおさら手元に物理的に置く必要がないものも多くなりましたね。

もったいないっていう気持ちもありますが、「モノに埋もれて一つ一つを大事にできない生活」こそもったいない。自分がモノを大事にできる空間づくりのためにも「使えるけど使わないモノ」は思い切って「減らす」ことを意識したいです。

「片付け」とは、「片づけ」「型づけ」「方づけ」の3段階

著者は、あえてひらがなで「かたづけ士」と名乗っています。その理由は、「「片付け」とは、3段階で進化していくものだから」。

片づけをしてもリバウンドしちゃう人は、第2段階の「型づけ」ができていないのかも。そして、日々のあれこれに気を取られがちな人は、「方づけ」を意識できていないんですね。

忘れたくないこの3段階について引用して、本日はここまで。

「片付け」とは、3段階で進化していくものだということです。
 第1段階は「片づけ」。これは、「リセットの片づけ」と呼ばれ、「整理(減らす)」と「整頓(配置する)」の2つに分かれます。
 次の段階は、「型づけ」です。これは、「習慣化の片づけ」と呼ばれ、一度片づけられた場所をキレイに維持できるように、あなたのクセや習慣を踏まえてルールやしくみをつくっていくことです。
 そして、最後は「方づけ」です。方とは、あなたのライフスタイル、すなわちあなたの生き方のこと。「自分の人生をどのようにデザインし、どのように生きたいかを決めていくこと」なのです。

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この記事を書いた人

企業にて、産業翻訳の翻訳、チェック、ディレクションに従事。
フリーランスにて、映像翻訳と読書ブログ運営。
観劇と、ヨガ・ピラティスが好き。

(このサイトはアフィリエイト広告を掲載しています。)

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