こんばんは。
日曜日は、ビジネス書の紹介です。
「時短力」でなく「時間力」
「タイパ」という言葉もかなり浸透してきましたね。動画の倍速再生や本の要約サイトなど、「けしからん!」となる方もいらっしゃいますでしょうか。
私自身は、「うまく取り入れればいいんじゃないの派」です。翻訳前に参考になりそうな動画を1.5倍速で視聴することもありますし、このブログもある意味では本の要約ブログとも言えます(もちろん原書を手に取ってほしいという思いはありつつ、そもそも手に入りづらい本も取り上げていますし、投稿記事だけでも何かのお役に立てれば嬉しく思います!)。
ただ、確かに気になるのは「タイパの達成だけで満足してしまうこと」でしょうか。倍速視聴で大量の動画を視聴しても、記憶にほとんど残っていないなどの話を聞くと、まるでポイント目当てのあまり必要ない買い物を見るような切なさも感じます。
本書は、『神時間力』を紹介します。本書は一般的なビジネス書と違って、ファンタジー要素もありのストーリー仕立てで「神時間力とは真剣に命の残り時間を考える力である」と教えてくれる一冊です。
時間を投資するゴール、決まっていますか?
「人生とは時間の投資」。こう言われると自分がちゃんと投資できているのか、そもそも投資すべきゴールは合っているのかなど不安になってきます。本書では、ゴールの見つけ方や考え方、定めたゴールに向かって進む際の原則やポイントが分かりやすく物語として提示されています。
『時間の使い方3原則』や『人生の公式』は、ドキッとしつつも、これをもとにカフェで計画を練りたくなるのではないでしょうか。
『時間の使い方3原則』
1.ゴール(得たい結果)が定まっていないと、時間は、その時の流れや、重要でない急ぎのものなどに使われてしまう
2.ゴールは常に変わるもの
3.ゴールを決める時間を常に持つこと
「1回の人生、1目標、ではない」というのを、改めて知ることで長期目標も短期目標も立てやすくなる気がします。「天職」などといった言葉にとらわれて「これじゃない感」だけに悩まされるより、よっぽど建設的で得るものも多そうですね。
『人生の公式』
得られる結果(ゴール)=投資した時間×行動レベル
足し算でなくて掛け算なんだというのも改めて意識したい!
これらを念頭に置いて、本書ではさらに「ムダな時間を減らす方法」や、会社での同僚や自宅での家族からなど「トラブルに時間を奪われない方法」も紹介されています。「忙しい」と悩んでいる方、ぜひ手にとってみてください。
ポイントの一つとして、スマホはやっぱり集中したいときには遠くに置きたいと! これは先週ご紹介した「スマホの寝室」を続けるモチベーションにもなった♪
「で、今、どこを目指しているの?(♪)」
本書のキーワードが「で、今、どこを目指しているの?」。自分はゴールを定められているか、そのゴールに向かって行動できているだろうか、このキーワードから振り返ることができます。
少し自信がないときなどは、このままだと嘲笑されているようなセリフに受け取ってしまうかもしれませんね。ここで私流にカスタマイズします。
「で、今、どこを目指しているの?(♪)」
まるで、「次、どのゲームをクリアするの?(♪)」のようなワクワク感をもった自分への質問に切り替えられたらいいなと。音符でなく、顔文字や絵文字だったり、好きなスターの写真にセリフのように書き込むのもいいかも! 自分がウキウキワクワクできるようにカスタマイズして、ときおり自問自答していきたいですね。
新年に決意した目標やビジョンが、仕事始めの一週目を終えて早くも遠のいたように感じている方もいらっしゃるかもしれません。「一月往ぬる 二月逃げる 三月去る」の時期、改めて自分にも、読んでくださっている皆さまにもこの言葉を届けたいです。
「で、今、どこを目指しているの?(♪)」
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