こんばんは。
水曜日は、小説・エッセイ・漫画本の日です。
本人朗読の女優さんエッセイ
先週の高畑淳子さん朗読『三頭の蝶の道』に続き、今週もドラマや映画で見かけると嬉しくなってしまう俳優さんがAudibleで朗読されている作品を選びました。
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本日の一冊は、俳優・安藤玉恵さんのエッセイ本『とんかつ屋のたまちゃん』。
Audibleでの朗読も、安藤玉恵さんご本人が担当されています。
ドラマ『深夜食堂』(大好き!)でのストリップダンサー・マリリンや、『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(阿佐ヶ谷姉妹さん、昨年は単独ライブを拝見しました♪)の「妹」美穂さんなど、好きな作品や役はたくさん。
文章を読んだのは今回が初めてでしたが、“あんたまさん”のご家族、地元の商店街の方々が生き生きと描かれた、リズム感の気持ちいい一冊でした。
個性派俳優をかたちづくった、超個性的な下町の人びと
昭和の終わり頃の商店街と、そこにいた人たちや私の家族を、自分の子ども時代の記憶をたよりに書いてみたいと思う。色とか匂いとか喧騒とかを思い出すとアングラ遊園地みたいで、それは尾久っていう土地のなせる業のような気もするし、尾久で生まれていろんな大人たちを見てきたことで、今やっている仕事を楽しめているんだろうと思うことがよくあって。
本書は、幼少時代の安藤さんをかたちづくった、家族や商店街の人たちについて綴られたエッセイです。
とにかく、登場する人たちみんな“キャラが濃い”!
困った部分や切なくなってしまう部分もありつつ、それでもどこか憎めず、つい笑ってしまうのは、著者である安藤さんの愛情が根底にあるからだろうなと思います。
お気に入りのエピソードはたくさんあるのですが、なかでも大好きなのが、安藤さんのおばあ様がご自身の米寿のお祝いで、自分のお金で家族をハワイに連れていったというお話。憧れる!
舞台となった東京荒川区「尾久」の商店街にも、近いうちにぜひ出かけてみたいと思います。
小さな世界を振り返ると
子どものころは、小さな商店街が世界のすべてだった。
そう語る安藤さんの“小さな世界”の描写によって、尾久の商店街だけでなく、自分自身の「かつての小さな世界」も思い出しました。
「この叔母さんは、自分にとってはあの人かな」などと考えるのは、懐かしくもあり、どこか痛みを伴うことも。
安藤さんご自身も、きっとそんな複雑な思いを抱えながら書いているのだろうな、と感じさせられる箇所もありました。
それでも、チクリとした痛みや切なさを含みつつ、面白くて、いとおしい。
改めてぴったりだなと思った公式の宣伝文を引用して、本日はここまで。
なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう。そんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイ。
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